これだけ練習してもまったくうまくなった気がしない…。
なんか一気にイラストがうまくなる方法ってないかな…。
あるわけないと思うけど、ちょっとネットで調べてみようかな。
毎日毎日…絵の練習をしてもうまくなった気がしないのって、本当に辛いですよね。
私も何度も経験しているので、あなたの気持ちがとてもよく理解できます。
今あなたはSNSに投稿するのも億劫…というよりかは、「こんな下手くそな絵を見せるの恥ずかしい」と思っているでしょう。
スキルに伸び悩んでいたり、自分の描いた絵に自信が持てないのでしたら、一度あなたの絵柄をリセットして再スタートする勇気も必要です。
絵は基本的には見てもらう相手がいるものですが、やっぱり自分自身が楽しんで描かないと、それが絵に反映されてしまい駄作になってしまう気がするのです。
そこで今回は、iPad(タブレット型端末)をフル活用した、イラスト上達法を解説します。
三位一体
少しアホな私の昔話をさせてくださいね。
私は、一時期、アホみたいにクロッキーをやっていましたが、つい先日、あまり手をつけていなかった模写に手を出しはじめてみました。
アホみたいにクロッキーやってた図
二次創作ってあまり好きでは無くて、オリジナルというか、頭の中に浮かんだイメージを忠実に描いていく…みたいなスタンスでやってきていたんですが、どうやら完全に間違っていたようです。
何が間違っていたのかと言うと、お手本を見ながら模写をしていたのですが、模写をすればするほど、次に描く絵がなんかうまくなってるようなんです。!
なるほど、そうか…。
と、ここで忘れていたことが一気に蘇ってきたんです。
私は、模写、クロッキー、デッサンを三位一体でやっていかなくてはいけなかったのに、蓋をあけてみたら、ほとんどクロッキーに時間を費やしていたのです…。
アホかよw
ぐぬぬ・・・
つまり、人体の構造や身体を描くスピードは早くなりましたが、模写やデッサンをほとんどしてこなかったので、アウトプットする能力が乏しいままだったのです。
絵柄をリセット
それでは早速すぐに上達が見込める方法について解説します。
愛や夢や希望の前にお金…
シーッ!
Apple Pencilじゃなくて、互換性のあるスタイラスペンでも大丈夫です。互換性のあるスタイラスペンを購入する際は、対応するiPadかどうか、調べたうえで購入してくださいね。
お絵描きソフトは色々と種類がありますが、私がメインで使用しているのはProcreateですが、サブで活用しているのはClip Studio Paintです。お財布に余裕がなければ無料ソフトを使ってもまったく問題ありません。どれを選ぶかはあなたとの相性がありますので、正解がありません。色々使ってみて「これだ!」というソフトを決めていきましょう。
CLIP STUDIO PAINTにはツールを無料で使える体験版があります!
\ダウンロードはこちらから/
参考までに以下の記事も参考にしてみてくださいね。
ちなみに、お手本はiPad上で表示できるものであれば何でも良いです。マンガなどの写真を撮って表示させるのも良し!インターネット上、SNSなどにあがっている髪絵師さんのイラストでも良し!でも、2つだけ条件があります。
1つ目は、権利関係に注意してほしいということ。模写するのは自由ですが、模写したイラストをSNSに掲載したり、他人と共有するのは控えてくださいね。練習はあくまで自己満でとどめておくべきです。
2つ目は、どんなイラストでも良いわけではなくて、心を惹かれたイラストを模写することです。そうしないと最後までモチベーションが保てません。あなたが夢中になるようなイラストをまずは見つけることが先決です。
お手本はどう探す?
私がおすすめするのは、電子書籍です。
特にイラスト上達テクニックなどを好きなときにその場で勉強できるので、電子書籍の読み放題プランである、Kindle Unlimitedをオススメします。
インターネット上には転がっていないテクニックなども探せばたくさん見つかります。もし好きな絵師さんの書籍が見つかるなら、その本に描かれたイラストをお手本にすれば、イラストの手法も会得できて一石二鳥です。
私はこれまでに何冊も読んできましたが、スキマ時間に少しずつ読み進められるし、iPhoneやiPad,Macなど、どのデバイスからでも読むことができます。最近ではお風呂に浸かりながら、iPhoneで本を読むのが週間というかマイブーム。是非、お試しください♪
また、イラスト初心者向けの参考書を下記の記事で紹介しています。良かったら参考にしてみてくださいね。
トレース
お手本を見つけたら、まずはお手本の「トレース」からはじめます。
お絵描きソフトにお手本を読み込んで、トレースしましょう。簡単にトレースのやり方を説明しておきます。
Clip Studio Paintでの操作手順になります。
お手本選びには時間をかけてください。今後のあなたの絵柄を決める重要なセクションです。
今回は、手順紹介につき、簡単なイラストを参考を元にして説明します。試しにトレースしたいよ、という方は、この画像をスクショでもして使用していただいても構いません。
(雑だから真似してほしくない)線画も置いときます。笑
お手本が決まったら、画像を読み込みましょう。
「ファイル」→「読み込み」→「画像」もしくは「フォトライブラリから」が一般的ですかね。
お手本の読み込みが完了したら、次にお手本の透明度を下げて、トレースしやすいようにします。
下記の画像の赤枠にあるバーを調整することで画像の透明度を下げることができます。
だいたい、10%から〜20%あたりがトレースしやすいと思います。
お手本があるレイヤーの上のレイヤーに描き込んでいきましょう。
画像の上にあるレイヤーを選択します。
画像のうえにレイヤーが表示されていなければ新たに作成しましょう!Apple Pencilのペン先から左上にある+ボタンのマークを押せばOKです。
今回は線だけのトレース作業としてますが、実際には色のトレースも行ってくださいね。
トレースって意味あるの?
世間一般では、「トレースは意味ない」という意見を散見しますが、まったくそんなことはないと思います。
なぜなら、大まかなラフを書くときに、だいたいのアタリを取ると思いますが、パーツごとの大凡の位置を記憶からアウトプットする必要も時には必要ですよね。
私の場合、描いて形をインプットする方が得意なようでしたので、トレースすることによって、異常なほど上達することがわかったんです。
画面分割して模写する
トレースして大まかな形をインプットできたら、次は横に並べて模写する作業を行いましょう。
ここで重要なのは、さきほどトレースして描いたイラストとまったく同じイラストを使って模写することです。
え、また同じ絵でやるのかよ
はい、このやり方が一番上達します。
さきほどインプットした線の引き方などを、今度はすぐさまアウトプットしていくことが重要です。
どういうことだ?
よく学校の授業は復習することが大事って言いますよね。
よく先生に言われるな。
それとまったく同じです。
…!なるほど。復習すること(アウトプット)は、その技術をパクる習得するのに最適なのか。
Split viewで楽々模写
iPadには画面を分割して表示する画面分割機能を搭載しています。
Pencilを持つ側にお絵描きソフト、お手本を反対側に配置して、いざ模写開始です!
私は左利きなので、左がお絵描きソフト(画面はProcreate)です。
オリジナルの作成
お手本のイラストを何度も描いているうちに、お手本を視なくても描けるようになってきます。
そしたら、お手本の絵柄で自分のオリジナル作品を作ってみましょう。
その時気づくはずです。
あれ、めっちゃ絵がうまくなってる!
そうでしょう!何事も復習(アウトプット)することが大事です。
それでは!