どうも、Tarretです。
アップルが提供するiPhone向けOSの「iOS 15」が2021年9月21日にインストール可能になりました。その中でも今回、舞台の中心にいる「FaceTime」についてのお話です。
そもそもFacctimeとはどんなサービスなのかを深堀りしつつ、今回のアップデート内容と絡めて考察していきます。
FaceTimeとは
FaceTime は、Wi-Fi やモバイルデータ通信を利用して、対応の iOS デバイスまたは iPadOS デバイスで使える、通話サービスです。FaceTime 通話をするには、相手の電話番号または登録済みメールアドレスが必要です。
新しくなったFaceTimeの画面は右の写真を見てください。ビデオ通話を開始する場合は下記の2種類から選択します。
・リンクを作成
相手が決まっている場合は、相手を選択してFaceTimeリンクを作成できます。どんな方法でリンクを送るのか選択することができるのですが、iPhoneに入っている様々なアプリや機能でシェアできそうです。
ちなみに、相手なしでもリンクを作成できますが、あとから招待する必要がありますよ。別の言葉で例えると、会議室に一番乗りして、そこから会議室○番にいるので来てください。という感じ。
・新しいFaceTime
こちらは、番号やメールアドレスを直接入力することができます。
相手がiPhoneならばそのままFaceTimeができますが、例えばAndroid端末あてですと、右の写真のようにSMS(ショートメール)でリンクが作成され、相手に共有されました。
※相手とFaceTimeリンクできない場合…。
招待したのに、相手がルームに入ってこない場合は下記に注意。
・相手がルームに参加するボタン押してない
・こちら側でもう一度相手を承認する作業がある。
新たな機能まとめ
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「SharePlay」という新たな機能が実装されます。
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- 映像を共有
映画やテレビ番組をFaceTime通話に映し出せます。離れた実家の家族や友人などと、同時に観ながら、充実した時間を一緒に過ごすための方法が登場しました。 - 音楽を共有
音楽を一緒に聴けるようになります。また、共有の再生リストに曲を追加して、一緒に楽しめます。 - 画面を共有
ウェブページ、アプリなどの画面を共有できます。 - 個別にアプローチ
FaceTimeのコントロールからグループのメッセージスレッドに直接アクセスして、その時に合ったコミュニケーション方法を選べます。
これ、昔流行ったボイスチャット系と一緒ですね。気になるヒトと個別にチャットで会話したり、裏で糸を引いて、誰かを貶めたり・・・あのときは楽しかったです。 - 音量自動調節機能
音量は勝手に調節されるように。共有中、共有されている場合に限らず、相手の声がクリアに聞こえちゃう機能。
これ何気にすごくないですか?たとえば、映画館でヒソヒソ声で会話しようとするヒトいますよね?映画の音がデカイので、「何言ってるかわからねー」から適当に相槌うったことあるヒト名乗り出なさい。でも、これで聞き返さなくてよくなるね!でも。映画館の大画面は手に入らないか。プロジェクターを買うしかないね! - FaceTimeにポートレートモード搭載!
FaceTimeのポートレートモードは、背景をぼかしてあなたに焦点を合わせます。これを待ってましたポートレートモード。リモートワークするのに、部屋が散らかっているのが見えてしまうことがあるため、家で仕事したくないという方はかなりいらっしゃるのでは?背景消せるのはかなり重要ですよね。
さらに、バックカメラに光学ズームコントロールがやってきたので、FaceTime通話中に相手に見せたい重要なものを拡大表示できる機能が搭載。何を見せようかな…。ホクロとか? - リアリティな空間を演出
みんなで通話している際、話しているヒトをグリッドで強調表示される機能、さらに、あたかも画面上の相手の位置から声が聞こえてくるような空間オーディオが提供されます。わちゃわちゃしてもこれで安心ですね。 - ノイキャン実装?
「声を分離」モードと「ワイドスペクトル」モードが実装。このマイクモードの切り替えは、airpods proでいうところのノイズキャンセリング機能のマイク版です。周りの音をかき消して、自分の声だけを相手に届けるモードと、周囲の音を拾えるモードに切り替えが可能です。 - カレンダーアプリとの統合
カレンダーでイベントを作成しながら、FaceTimeができるので、予定を立てやすくなります。純正のカレンダーアプリは使いにくかったので、使いやすくなればいいのですが。 - 消音通知
消音の状態で話していると通知が表示され、すぐに解除できます。独り言をペラペラずっと話しなくてもすみます。あれって、何気に恥ずかしい瞬間ですよね。
FaceTimeの方向性は…?
Apple製品をお持ちでない方も、FaceTime通話に招待できるようになりました。招待された人は、使っているブラウザからすぐに、一対一のFaceTime通話やグループFaceTime通話に参加できます。
ログインは必要ありません。ちなみにこちらの機能、最新バージョンのChromeまたはEdgeを使って参加できるようです。ビデオの送信にはH.264ビデオエンコーディングへの対応が必要とのこと。H.264 ビデオエンコーディングって?と思いますが、カンタンにいうと、Youtubeなどの生配信みたいなもんだと思ってください。
でも、これって逆に考えたら、Windows、Androidからはビデオチャットに参加することはできても、自分から開始することができないってことですよね。ですので、ビジネスに活用というところは使い勝手の面でも、まだまだ先のお話なのか、それともあくまでの家族や友人との様々な内容の共有のみにフォーカスしているだけなのか。あぁ、そうか。社員全員iPhoneにすれば問題解決か…。
いや、待て待て…。
そのあたりは追々…と言ったところか。
それではまた!